歩行の重要性

歩行の重要性

歩ける喜びを体感しましょう

私たちの日常生活は全て「歩く」ことと繋がっています。歩行はADL(日常生活動作)とLADL(日常生活支援動作)の基盤になります。

歩行、移動が出来ることで食事・排泄・入浴・着替え・整容が自立できます。例えば、食事は自分の寝ているところから食堂に行き、食卓の椅子に腰かけ、そこから口に運んで食べるという全プロセスが出来て自立した生活が送れます。しかし、歩行が出来なくなると寝室から移動するという行為を誰かに担ってもらうことになります。ベッド上での食事となれば味気のない食事になります。

高齢者が歩けなくなるのは「歩き方」を忘れたからです。肺炎などで2~3週間安静にしていた人に立ってもらうと、「膝折れ」をして崩れ落ちてしまうことがあります。その様子を見て「膝を支える筋肉が弱くなった」と思うのは誤りです。その原因は、筋肉が弱いのではなく、立って体重がかかった瞬間に膝を固定する筋肉(主役は大腿四頭筋)が収縮しなかったという「タイミング」の遅れにあります。

つまり、歩行訓練によりそのタイミングがとれるようになると、歩き方を思い出して歩けるようになります。その為には長期臥床する事があったとしても、手すりに5秒間つかまり、それが出来ればU字歩行器を使用して歩行訓練を繰り返すことで早期の歩行状態を改善するよう努めてまいります。